お菓子のレシピにある乳脂肪分にぴったりの
生クリームがスーパーで見つからない!
なんてことありませんか?
そんな時、違う乳脂肪分の生クリームを
混ぜて調整することは多いのではないでしょうか?
35%と47%を適当にわって、混ぜているが
何mlずつ混ぜるのか?正確な量を求めたい方へ。
ピアソンのスクエア法という、計算方法をお伝えします。
乳脂肪分42%の生クリームが200ml欲しいときは?
近所のスーパーでは、欲しい乳脂肪分の
生クリームを扱っていません。
42%を常において欲しいとと思うのですが、
こだわるのはお菓子づくりをしたり少数派なのでしょう。
業務スーパーだと1リットルサイズになってしまい
そんなにはいらない~
というときは、2つを混ぜることが多いです。
のちほど計算方法を解説しますが、
今すぐ知りたい方に、結論を先にお伝えします。
42%の生クリームが200ml欲しいときは?
乳脂肪分47%を117ml
乳脂肪83%を83ml
混ぜ合わせます。
ピアソンのスクエア法で乳脂肪分を計算する方法
上記の分量をどのように計算していくのか?
解説していきます。
ピアソンのスクエア法という計算式をつかうんです。
好きな%にするための分量が計算できます!
図でご覧いただいくと分かりやすいです。
オンライン講座の製菓理論でレッスンでお教えしている
内容をシェアします。
図式に数字をあてはめて計算してみてください。
お菓子づくりでは、生クリームの乳脂肪分や
チョコレートのカカオ分、お酒のアルコール分などの
分量を出したいときに使えますよ。
・作りたい量(ml) F
・混ぜたい2の乳脂肪分 A(高い乳脂肪分)B(低い乳脂肪分)
・作りたい乳脂肪分 C
↓
・それぞれ引き算して D E へ数字を記入。
求める計算式に当てはめて計算します。
もっと簡単に計算する方法はありませんか?
受講生さんから乳脂肪分の計算について
先日質問があり、ピアソンのスクエア法をお伝えしたら…
「もっと簡単な方法はないですか?」
と聞かれました。
確かに理解するまでは、
ちょっと面倒に感じてしまいますよね、、
でもピアソンのスクエア法が
私の知る限りでは、一番簡単です。
普通に計算する手順と比較するために
数年前のブログで掲載していたのですが。
とにかく!長い計算になりもっと複雑です。
難しそうに見えますが、計算自体はとても簡単です。
この機会にぜひマスターしておきましょう。
乳脂肪分40%の生クリームが200ml欲しいときは?
よく使う乳脂肪分の量は
暗記しておくのがよいと思います。
和モダンフランス菓子の講座では、
40%、42%を使うことが多いので、
40%の分量ものせておきますね。
数字がちょうど逆で覚えやすいです。
家庭のお菓子なら、そこまで厳密にすることは
ないかもしれませんが、
お菓子を仕事にするなら、知識として知っておきたいですね。
理想の仕上がりを目指していくためにも
参考にしていただけますと幸いです。