【すだちレシピ】すだちの淡雪かん 寒天ゼリー|寒天の扱い方 素材学

お菓子レシピ

徳島特産のすだちを使った「すだちスイーツ」をご紹介します。
すだちで香り付けした、ふわふわのメレンゲを
寒天でかためる「淡雪かん」

真っ白なメレンゲに、ピンク色の寒天ゼリー
ぶどうの大人色が美しいデザートです。

お菓子の素材学「寒天」の実習メニューで
5年前に教室でお教えしていたものがベースになっています。

余った卵白消費にもおすすめです。

すだちの淡雪かん

すだちの淡雪かん
材料 直径6㎝丸セルクル 4個分(又はプリンカップ)

水・・・150g
粉寒天・・・1.5g
グラニュー糖(寒天液用)・・・70g
すだち果汁・・・15g
卵白・・・20g
グラニュー糖(メレンゲ用)・・・10g
すだちの果皮・・・1個分

①鍋に水と寒天入れて中火にかける。
沸いてきたら弱火にして寒天を煮溶かす。(2分沸かす)
グラニュー糖を加えて混ぜながら溶かし少し煮詰める。
すだち果汁を加える。

※セルクルの底に熱い寒天液につけてバットに密着させる。
こうすると流したときにもれない。

②ボウルに卵白を入れてハンドミキサーで泡立てる。
グラニュー糖20gを3回に分けて加え、
角がピンと立つ固いメレンゲを作る。

80~90℃になるまで①を火にかけて温め
ボウルのふちから垂らして少しずつ加えながら泡立て器で混ぜる。
混ぜながら45℃に下げたら、すだちの果皮を削って加える。
注ぎ口のついた容器に移して、40~45℃でセルクルに流す。
そのまま常温におくか、冷蔵庫で15分ほど冷やし固める。

※甘さ控えめのため、日保ちしません。
なるべく当日中にお召し上がりください。

ぶどうのすだちマリネ

ぶどうのすだちマリネ

ぶどう(緑・黒 6粒ずつ)・・・200g
グラニュー糖・・・20g
白ワイン・・・15g
すだち果汁・・・10g(1個でOK)

①黒いぶどうは皮を湯むきする。
熱湯に15秒ほどつけて冷水にとりお尻から皮をむく

②5mm厚さにスライスする。

③グラニュー糖、白ワイン(お好み)、
すだち果汁を混ぜて15分ほどおく。

※マリネのシロップを茶こしでこして30g計量する。

ぶどうはお尻から皮をむくとキレイにむける!

ぶどうは、茎のついた上からむくと、途中で皮が切れやすい。
ぶどうに栄養を届ける繊維がジャマをするから。
湯むきした方が、見た目がキレイです。

すだちぶどう寒天

すだちぶどう寒天(150×140mm 流しかん)

粉寒天・・・1g
水・・・100g
グラニュー糖・・・40g
マリネのシロップ・・・30g

①鍋に水と寒天入れて中火にかける。
沸いてきたら弱火にして寒天を煮溶かす。(2分沸かす)
グラニュー糖を加えて溶かしマリネのシロップ加える。
流しかんに流し、そのままおいて固める。

②7mmほどの角切りにする。

皿に盛る

セルクルから出したすだちの淡雪かんを皿の中央に置く。
ぶどうのすだちマリネ、すだちぶどう寒天を周囲に盛る。
すだちのスライスを飾り、すだちの果皮を削ってかける。

道具・材料の購入先

直径6㎝丸セルクル/製菓材料店・100均でも購入可能

粉末寒天/スーパー

白ワイン(ミニボトルや缶ワインでOK)/スーパー・コンビニ

もう失敗しない!プロのコツ

生徒さんから、
「すだちの淡雪かんの下の方が分離して2層になってしまった。
原因はなぜでしょう?」
という、質問がきました。

淡雪かんは簡単なようで、あなどれないお菓子の1つ。

淡雪かんが2層に分離するときの対処法

とろっと重い寒天液と、ふわっと軽いメレンゲという
比重の違うものを、寒天液が固まる前に混ぜて流し入れる、
ときに「分離」がおこりやすいのです。

2層にさせないコツは、混ぜ方と温度コントロール。

分離させないポイント
・寒天液を80~90℃でメレンゲに少しずつ注ぐ。
・40~45℃で型に流し入れる。

寒天液を50~60℃まで下げる方法もあります。

卵白が熱の影響を受けないようにするためと思いますが、
温度が下がると寒天液が固まり始めて、
手慣れた方でないと分離につながります。

卵白が熱で固まりそうなものですが、
卵白のたんぱく質が熱で固まるするのを
防いてくれるのが「砂糖の力」なんです。

すだちのグリーンをキレイに残す技

すだちの果皮は、
生地の温度を45℃まで下げて削り入れるのがコツ。

緑の色素は熱に弱く、寒天液に加えると、
黄緑色に退色します。

温度を下げて加えるとグリーンが鮮やかに。
後から加えることで、果皮が底に沈まず分散します。

道具の準備をしてから作る

淡雪かんを作るときは、
型、ゴムベラ、注ぐための容器は、横に置いておきます。

寒天は室温でかたまります。
生地ができてモタモタしていると
あっという間に固まり始めて流しにくくなります。

淡雪かんは再加熱とはいかないので準備が肝心です。

お菓子づくり上達の近道は素材知ること

手早くキレイになどの技術面、
仕事でのオペレーションは、繰り返しで上達します。

一方で…

おいしく作れるかどうかは「知識」の差です。

素材学で、特性や正しい扱い方を知れば、
ロジックが分かり、おいしくするプロのコツが分かります。

和モダンフランス菓子のプロコースは
理論を知ることにフォーカスした講座です。

・お菓子はひと通り作ってきた。
・製菓学校で学んだ。
・実は細々と販売をしている。

だけど…
プロの味からは遠い気がして自信がもてない。

という40~50代の女性が多く受講されています。

マンツーマン体験レッスンは、
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徳島素材でお菓子づくりを提案するパティシエのスイーツ。
おいしく作れますように!

すだちの淡雪かん 寒天ゼリー
所用時間 17:03

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プロフィール紹介
幸せつなぐパティシエ
とくもと さとこ

「趣味のお菓子づくりからプロの仕事に変える」
をコンセプトに
お菓子を仕事にしたい方向けのお菓子教室を運営。

製菓理論をしっかり身につけながら
「日本の地元素材を生かす」にフォーカスした
お菓子づくりを学ぶことで、

・オリジナルレシピ生み出すスキル
・失敗の原因を自分で解決するスキル
・安定した仕上がりの再現するスキル

を身につけます。

「売れるお菓子」を開発し、
お客さまに届けるまでをゴールにサポートしています。

お菓子教室18年目。
のべ3800人を指導してきた経験を生かし

特に「おひとりさまお菓子起業」を
目指す方へのサポートに力を入れています。

第2の人生を充実させたい方を応援します!

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