製菓学校に行くかケーキ屋で働く どちらに進めばいい?

受講生の質問Q&A

「自分でお菓子を販売したい場合、製菓学校に行くか、
ケーキ屋さん等で働いて実務を経験するか、
どちらに進んだ方が良いのか。
スタートが遅いため、悩んでおります。」

とのご相談をいただきました。

製菓学校に行った私が、得られた5つのこと、
ケーキ屋さんで働くことについても、
メリット・デメリット、私なりの考えをお話したいと思います。

どんな手段ならゴールに辿りつける?

どちらを選ぶかは目標によって変わります。

私の場合は「お菓子の先生になる」目標があり、
販売は考えていませんでした。

「教える」ためには、
自己流ではない根拠のある正しい知識をもつこと。

得意なお菓子だけで作るのではなく、
知識と技術が体系的に修得できるよう
構成されたカリキュラムで学びたいと考えました。

「製菓学校」ならそれが叶う。
プロフェッショナルな講師による指導方法も参考なります。

クラスメイトがどこに疑問をもって
何に悩み、どこで失敗しやすいのか?

お菓子の先生に求められるスキルが
得られるだろう、と考えて入学しました。

ゴールから逆算して、どんな手段なら辿りつきやすいか?
との思考をもつと迷いがなくなると思います。

どちらに進むかよりも大事なこと

相談者は20代ですので、多くの可能性があります。

どちらも選択できる環境があるなら、
私なら、製菓学校とケーキ屋、両方行きます。

飛び込めば新しい道がひらかれる可能性大!
20代はどんどんチャンレジできる年代だと思います。

目標がハッキリと決まってなくても
行動することで、だんだんクリアになっていく場合が多いです。

ただ、このブログを見ている方が、40代~50代なら、
人生の残り時間と体力をどこに使うのか、
よく考える必要があります。

製菓学校は時間とお金がかかりますので。

私のオンライン講座には、製菓学校に行ったけど、
実践に生かせてない、
自信がもてない、
と悩まれて受講される方も多くいます。

どこで学ぶか?
どこで修行するか?
以上に、「どういう姿勢で関わるか」

で結果は違ってくると思います。

人生あっという間です。
後悔しない選択をして欲しいなと思います。

夢を実現する方に共通していること

お菓子を仕事にする道のりは人の数だけあります。

ブラウニー専門店をされている元生徒さんは、
ブラウニーに必要な学びをされながら、
熱心に試作されて開業されました。

「社会に貢献したい」との想いで
主婦50代からシフォンケーキ店を開業した方。

脱サラして、菓子製造許可をとり独学で販売を始めた方。

初心者からオンライン講座で学んでいる時に、
お菓子を仕事にする夢が生まれ、
工房を建てて販売を始めた生徒さん。

夢を実現されている方に共通しているのは、
「強い思い」+「行動力」です。

製菓学校やケーキ屋で働くことは1つの方法に過ぎず
必須ではありません。

製菓学校とケーキ屋の違い

「製菓学校に行く」「ケーキ屋で働く」
2つの大きな違いを確認しておきましょう。

製菓学校は、技術や知識を習得する場。
教わるために授業料を払います。

ケーキ屋さんは、お店に価値を提供することが求められる場です。
お店に貢献することで給料を得ます。

製菓学校に行って得られたこと

ル・コルドン・ブルーは製菓衛生師の国家試験の
受験資格が得られるわけでないので、
衛生についての座学はありませんでした。

その分、実技が多くありました。

午前は講師のデモを見学し、
午後は実習するスタイル。

学校によってカリキュラムが違うという前提で、
私の場合をお伝えします。

ル・コルドンブルーで得られたこと5つ

1. 共に成長し合える仲間に出会えた。
年齢が近くお菓子が好きという共通点。
仲間の存在は大きかったです。
2. 知識と技術が体系的に修得できた。
上級クラスでは、チョコレート・飴・マジパン細工などがあり
初めてのことを吸収できた。
3. フランス菓子を体現するシェフから学べた。
授業はフランス語。通訳がつきます。
フランスへの憧れからお菓子の世界に入った
私としては、この上ない贅沢な環境。
フランスの食文化や感性にふれられた。
4. ディプロマを取得してプロ意識が芽生えた。
趣味にとどまらず、仕事にしよう!と覚悟ができた。
自信がついたことで、お菓子教室を始める後押しになった。
5. 経験すべてが財産となり新しい道が開けた。
在学中、興味や視野が広がったことで、
フランス地方菓子巡り、パリで研修を受け始めた。
次につながる扉がひらいていった感じ。

製菓学校のデメリット

時間とお金がかかる。
移動時間+1日授業があるので、毎回1日がかりの受講になる。
授業料+通学費がかかります。
私の場合は宿泊費も。

300~200万ほどのまとまったお金は必要。

距離や時間を優先して学校を決めがちですが、
カリキュラムが目的に合うのか?はとても大事です。

ケーキ屋で働くことで得られること

実務経験が積める
お客さまに会えるのでニーズがつかみやすい。
大量生産の流れや商品開発、材料の仕入れ、衛生管理など、
実践の中から、販売の知識が得られそうです。
デメリットは、手取り足取り教えてもらえないことが多く、
能動的にかかわってスキルは身をつける。
勉強は自分でする、というのが基本姿勢です。
現場で働いている生徒さんは、
「自分で勉強してこないと、今のレベルでは教えられない。」
と言われたそう。

私なら、やるぞー!ってスイッチ入りそう 笑
自分を鍛えるには、もってこいだと思います。

まとめ

製菓学校に行く vs ケーキ屋で働く 悩んでいる方へ

目的によって選択肢は変わる。
ゴールから逆算し、どうすれば辿りつけるか?という思考が大事

どこで学ぶか?修行するか?以上にどう関わるの姿勢が重要。

製菓学校に行って得られたこと
1.共に成長し合える仲間に出会えた。
2.知識と技術が体系的に修得できた。
3. フランス菓子を体現するシェフから学べた。
4. ディプロマを取得してプロ意識が芽生えた。
5. 経験すべてが財産となり新しい道が開けた。
※デメリット:時間とお金がかかる。
ケーキ屋で働く
実務経験が積める。
※勉強は自分でするのが基本姿勢

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プロフィール紹介
幸せつなぐパティシエ
とくもと さとこ

「趣味のお菓子づくりからプロの仕事に変える」
をコンセプトに
お菓子を仕事にしたい方向けのお菓子教室を運営。

製菓理論をしっかり身につけながら
「日本の地元素材を生かす」にフォーカスした
お菓子づくりを学ぶことで、

・オリジナルレシピ生み出すスキル
・失敗の原因を自分で解決するスキル
・安定した仕上がりの再現するスキル

を身につけます。

「売れるお菓子」を開発し、
お客さまに届けるまでをゴールにサポートしています。

お菓子教室18年目。
のべ3800人を指導してきた経験を生かし

特に「おひとりさまお菓子起業」を
目指す方へのサポートに力を入れています。

第2の人生を充実させたい方を応援します!

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