七夕の日の夕食、
我が家ではフルーツポンチをいただきました。
昭和の喫茶店の味を、今の自分で作るなら
母が昭和の頃から営んでいた
喫茶店で出していた寒天入りのフルーツポンチ。
子どもの頃の私は、寒天がおいしいと思えず
フルーツを先に食べてしまい、
寒天だけが最後に残っていた記憶があります。
でも不思議なことに、
大人なった今、一番思い出すのはのは、なぜか寒天です(笑)
今回作ったのは、そんな記憶をたどりながら、
「今の私がフルーツポンチ作ったら?」と考えたもの。
キリッとした酸味のすだち寒天。
練乳の入ったミルキーな牛乳寒天。
つるんと、なめらかな白玉入り。
これが、おかわりしたくなる美味しさ!
暑くて食欲が落ちている日でも、
ひんやりしたフルーツと自然な甘さのシロップが
胃にやさしくしみわたり…
するすると食べられてしまいます。
そして、寒天はカサ増しではありません!
ちゃんと入れる意味があります。
寒天の役割とおいしさの理由
私が考えるフルーツポンチの寒天の効果は?
食感の変化をつくる
フルーツや白玉の中で、寒天の歯切れのよい食感が
アクセントになります。
食べ飽きせずに最後までいただけます。
フルーツのおいしさを引き立てる
このレシピの場合は、フルーツの味わいを
引き立てる役割も持たせています。
甘酸っぱい苺に練乳をかけると美味しくなるように、
酸味のある果物にはミルキーな寒天を、
バナナのような甘みだけのフルーツはすだちの酸味を。
お互いを補うことでおいしさを際立ちます。
寒天にすることで、口の中でフルーツと一緒に
とどまる時間も長くなります。
見た目を演出できる
寒天ゼリーは色も自在に変えることができます。
白く仕上げれば、色とりどりのフルーツの中で
抜け感が生まれて爽やかな印象に。
透明は、まるで氷のよう。
涼しさ演出してくれます。
オンラインレッスンを開催予定
フルーツポンチのレッスンは、
凝固剤の製菓理論で、寒天の扱い方を学ぶための
メニューとして作成しました。
和モダンフランス菓子の体験会で
オンラインレッスンを開催予定です。
夏に向けて、凝固剤をマスターできます!
募集はLINEとメルマガでお知らせします。
参加してみたい方は、LINEにご登録の上
案内をお待ちくださいね。