フランスのバスク地方のお菓子と言えば
表面が真っ黒に焼かれた、バスクチーズケーキが
注目されていますが、実は他にもあるんです!
注目されていますが、実は他にもあるんです!
フランスとスペインの国境にまたがる、バスク地方に伝わる
伝統的な焼き菓子「ガトー・バスク」です。
伝統的な焼き菓子「ガトー・バスク」です。
ショーケースに、積み重ねられた大きなガトーバスク。
焼きっぱなしで、見るからに素朴。
だけど、味わい深さが、ずっしりと詰まっています!
焼きっぱなしで、見るからに素朴。
だけど、味わい深さが、ずっしりと詰まっています!
ビアリッツの市場で見かけたガトーバスク。
スイーツの罪悪感からサヨナラ!
身体にやさしいお菓子作りのレパートリーが増える
「ごきげんスイーツ教室」
ごきげんスイーツコンシェルジュ
とくもとさとこ です。
ガトーバスクってどんなお菓子?
厚めにのばしたクッキー生地に、カスタードクリーム
又は、さくらんぼのジャムをサンドして焼き上げるお菓子です。
又は、さくらんぼのジャムをサンドして焼き上げるお菓子です。
大きく厚みのあるものから、薄めのもの
小さいサイズまで。
小さいサイズまで。
バスク地方へ行けば、
パン屋さんやお菓子屋さんなど
どこにでも見かるありふれたお菓子です。
パン屋さんやお菓子屋さんなど
どこにでも見かるありふれたお菓子です。
上にチョコンとのっているのは、さくらんぼ。
バスク名産の黒さくらんぼのジャム入りと分かります。
目印にしているのが、何とも可愛い!
大きなお店に行くと、
チョコレートバージョンも見かけました。
チョコレートバージョンも見かけました。
お菓子屋さんの、洗練されたガトーバスク。
それからレストランの食後のデザートに出てきた、
お母さんの手作り風のガトーバスク。
お母さんの手作り風のガトーバスク。
それぞれに味わい深くて、すっかりファンになりました。
洗練されたフランス菓子とはまた違う魅力を持った郷土菓子。
お菓子教室をオープンした当初は、
そんな郷土菓子にひかれて
フランスの地方へ、お菓子を巡る旅をしていました。
そんな郷土菓子にひかれて
フランスの地方へ、お菓子を巡る旅をしていました。
ガトーバスク博物館で習える、ガトーバスク
ガトーバスク博物館の存在を知ったのは、ある雑誌の特集でした。
趣のある空間で、ガトーバスクのデモストレーションが
行われていて見学できるというのです。
行われていて見学できるというのです。
たまらなく行きたくなりました!
ガトーバスク博物館は、
「フランスで最も美しい村」に指定されているサールという村にあります。
「フランスで最も美しい村」に指定されているサールという村にあります。
のどかな風景が続いた後は、かなり山の中まで、車で走りました。
看板がぽつんとあり、「ここです」と
おろされた時は、こんな所に?と不思議な感じでした。
おろされた時は、こんな所に?と不思議な感じでした。
下の博物館へ続く道を歩き始めると、小屋のような建物が見えてきて
期待感が高まります!
期待感が高まります!
年季を感じる建物の前は、すでに人だかりが!
デモストレーションの時刻になれば、扉が開きます。
デモストレーションの時刻になれば、扉が開きます。
デモストレーションが始まるまで、建物の周りを散策しました。
静かで、見事な藤の花が咲いていたのが目に焼き付いています。
デモストレーションが行われる部屋です。
館内には、食器や道具が展示されていて、
眺めるだけでも楽しい趣のある空間です。
眺めるだけでも楽しい趣のある空間です。
ストライプ柄の布は、伝統的なバスクリネンです。
色んな柄があるのですが、
オシャレな上に厚みがあって実用的なんです。
オシャレな上に厚みがあって実用的なんです。
そんなバスクリネンの上で作業がスタート。
カスタードと、さくらんぼジャムは、すでに用意されていました。
めん棒でのばして丸くカットした生地で
サンドするという、いかにも地方菓子らしい
シンプルな工程です。
サンドするという、いかにも地方菓子らしい
シンプルな工程です。
表面は、格子模様を付けるタイプと
棒状に伸ばした生地を、バスクの十字架の形に置いたものの
2種類を、見せて下さいました。
棒状に伸ばした生地を、バスクの十字架の形に置いたものの
2種類を、見せて下さいました。
焼き上がって、カットされたさくらんぼジャム入りの、ガトーバスク
ムーラン・ドゥ・バシルー粉挽きの水車小屋のガトーバスク
ガトーバスク博物館から近い場所にある
ムーラン・ドゥ・バシルー粉挽きの水車小屋です。
ムーラン・ドゥ・バシルー粉挽きの水車小屋です。
こちらの、ガトーバスクの生地で作られたサブレは
昔ながらの水車小屋で挽いた小麦粉が
使われていて、忘れられない味わいでした!
昔ながらの水車小屋で挽いた小麦粉が
使われていて、忘れられない味わいでした!
11月のお菓子講座では、ガトーバスクのレッスンをします!
そんな、思い出いっぱいのガトーバスクですが
一般的なお菓子屋さんでは見かけないので
一般的なお菓子屋さんでは見かけないので
日本ではまだ認知度は低いのでしょうか。
だからこそ、お菓子レッスンでその魅力を伝えたい
ガトーバスクのことを、
知ってもらいたいな~と思って
これまで何度もレッスンをしてきました。
ガトーバスクのことを、
知ってもらいたいな~と思って
これまで何度もレッスンをしてきました。
そして、久しぶりに!!
11月のエミールカルチャーのお菓子講座では、
「ガトー・バスク」をご紹介ます。
11月のエミールカルチャーのお菓子講座では、
「ガトー・バスク」をご紹介ます。
カスタードクリームとさくらんぼジャムを
欲張って、2層にしてみます。
欲張って、2層にしてみます。
バスク地方で見かけた、黒さくらんぼのジャムです。