プロがやっているゴムベラでボウルをキレイにするテクニック【お菓子づくり効率アップ!】

お菓子作りのコツ

ゴムベラで生地を別のボウルに移したあと
ボウルに付着した生地が多く残っていませんか?

お菓子の実習では計量した卵など
材料は全量ゴムベラでぬぐって入れるようにお伝えしています。

ですが、オンライン実習を拝見していると
ゴムベラでボウルを何度もぬぐっているのに
キレイに生地をかきとれてないケースをよく見かけます。

そこで、プロがやっているボウルが気持ちいいほどピカピカになる
ゴムベラ使いのテクニックをお伝えします。

ボウルに生地が残ると分量が変わる

試作などで少量でお菓子を作るとき、たとえ2~3gでも
積み重なれば分量が変わって仕上がりに影響します。

例えば、スポンジ生地づくりを想像してみてください。

溶かしバターを入れたボウルに、生地の一部を入れて混ぜたものを
元のボウルに戻し入れる、という工程があります。

溶かしバターのボウルに生地が多く残っていたら?
バターの分量が減ることになります。

一人でお菓子起業していると、指摘されることはなくても
プロの現場では厳しく指導されるところです。

貴重な材料をムダにしない、という意味でも
ボウルに生地が残らないようにキレイに作業したいものです。

プロはいつもボウルがキレイ

講習でプロのデモストレーションを拝見すると
ボウルが常にキレイなことに気付きます。

所作の美しさに見入ってしまうほど、動きにムダがありません。

「不器用だから自分にはむつかしい」なんてあきらめないで下さい。
ゴムベラの動かし方のコツを「知らないだけ」です。

今からお伝えする方法を実践することで、
効率よく、うつくしい所作で作業できるようになりますよ!

ボウルをキレイにするゴムベラの動かし方ポイント

1度キレイにした箇所は汚さないようにする。
ぬぐう場所に応じてゴムベラの使う部分を変える。

順に解説します。

1度キレイにした箇所は汚さない

ゴムベラでぬぐった部分がキレイにならないからと
何度も往復してぬぐうとゴムベラの汚れが再び付着します。

時間がかかるのにキレイにならないときはこのパターンが多いです。

ぬぐう場所に応じてゴムベラの使う部分を変える

ゴムベラの形状をご覧ください。

ボウルのカーブに沿う部分
上の平らな部分
背の真っすぐな部分
に分かれます。

さとこ先生
さとこ先生

ぬぐう場所によって使い分けることがポイントです。

次にゴムベラの動かし方の手順を見ていきましょう。
動画が最後にありますので、実際の動きを確認いただけます。

ボウルの生地をキレイにかきとるゴムベラの動かし方

1. ボウルのまわりから中央下に向かって生地を1カ所に集めます。
使うのは、ゴムベラの上部の平らな部分
ぐるっと一気にかき集める動作を2~3回行います。

2. ボウル底も、ゴムベラの上部の平らな部分を使います。
川の字を書くように下にかき落とします。
この時点でボウルの2/3はキレイになります。

3. 生地を下に落とします。ゴムベラについた生地を
ボウルのフチ1カ所にこすりつけてゴムベラをキレイにします。

4. ボウルのフチと内側についた生地は、
ゴムベラの背の真っすぐな部分を使ってかきとります。

こうするとボウルはピカピカに!気持ちいいですよ。

生地は1g以下を目指す

さとこ先生
さとこ先生

ボウルに残る生地が1g以下にできたら合格です!

今回ご紹した方法を、生地を移すシーンでぜひ実践してみてください。
簡単そうに見えるけど、実際にやってみると上手くできないことも。
でも、大丈夫です。

正しい方法を知ったら、あとは繰り返し練習することで
必ず出来るようになりますので。
意識して試しててみて下さいね。

まとめ

ゴムベラでボウルをキレイにするコツ
1度キレイにした箇所を汚さない。
場所によってゴムベラの使うところを変える。

2つを意識することで、お菓子作りの所作が美味しく効率もアップします。

このようなゴムベラの使い方ひとつとっても
修正してもらいながら進むと、早いスピードでのびていけます。

「周りに指摘してくれる人がいない。」
「プロの視点から的確なアドバイスをくれる人がいない。」

と不安を感じていたら、
和モダンフランス菓子のマンツーマンプロコースへ。
1人じゃない、という安心感の中で学べます。
個別相談や体験レッスンを受けております。

この内容を動画でご覧になりたい方はこちら

所用時間:10:16
実際にゴムベラの動かし方をご覧いただけます。

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プロフィール紹介
幸せつなぐパティシエ
とくもと さとこ

「趣味のお菓子づくりからプロの仕事に変える」
をコンセプトに
お菓子を仕事にしたい方向けのお菓子教室を運営。

製菓理論をしっかり身につけながら
「日本の地元素材を生かす」にフォーカスした
お菓子づくりを学ぶことで、

・オリジナルレシピ生み出すスキル
・失敗の原因を自分で解決するスキル
・安定した仕上がりの再現するスキル

を身につけます。

「売れるお菓子」を開発し、
お客さまに届けるまでをゴールにサポートしています。

お菓子教室18年目。
のべ3800人を指導してきた経験を生かし

特に「おひとりさまお菓子起業」を
目指す方へのサポートに力を入れています。

第2の人生を充実させたい方を応援します!

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