もうすぐバレンタイン。
「ママ友と交換し合う」「職場で配る予定」など
今年は何つくろうかな~?という話題がちらほら出ます。
「よろこんでもらいたい!」との想いで心をこめて作っても、
人によっては、お店以外のものは苦手。
気持ちはありがたいけど…衛生面、大丈夫?
と感じる方も少なからずいます。
自分がおくったプレゼントで、誰かが体調を崩したり、
食中毒にならないための、お菓子づくりの衛生管理について解説します。
手作りお菓子が苦手な人の心理
という人がいる一方で、
近頃は増えています。
知らない人の手作りの品を、家族が持ち帰ったとき、
「食べて大丈夫かしら?」と考えることがあります。
見た目がキレイじゃなかったり、雑な印象を受けると
「器具は清潔なのかな?」
「手洗いが不十分な素手でさわっているかも?」
などど、工程を想像してしまいます。
自分は清潔にしていると思っていても、
他人から見て「あり得ない!」ってことだってあります。
衛生観念って人それぞれ。
衛生面を不安にさせる要素がないか?
安全に食べられる梱包か?
今一度、確認いただいて、見た目や細部にも気を配ってみてください。
お菓子の食中毒はどのようにして起こる?
という事例が報告されています。
クリームを詰めたあと、加熱はしませんから要注意です。
菌が増殖していく、これを、2次汚染といいます。
心配なら、焼き菓子の方がリスクは少ないです。
お菓子づくりで気をつけたい菌
ノロウイルス
ドアのぶやスイッチに触れて、菌がついた手指から
体内に入って感染します。
感染した人が、手洗いを十分にしないで作業すると
お菓子に菌がついて、食べた方も感染します。
長く放置していると、付着することもあると言われています。
サルモネラ菌
どれくらい加熱したら安心だと思いますますか?
サルモネラ菌は75℃で1分程度の加熱で死滅します。
黄色ブドウ球菌
キズのある手でお菓子をつくると、汚染されて食中毒をおこすこともあるので、
使い捨て手袋を着用します。
また、指輪などのアクセサリーや、長い爪の内側についた細菌から
汚染することもあります。
作業するときはアクセサリー類は外して、爪を長くされている方は
使い捨て手袋をつけます。
【自己の衛生管理】お菓子で食中毒にならなために
体調管理
例えば、寝込むほどじゃなけど下痢をしているとか。
細菌やウイルスに感染した状態でつくると、お菓子が菌で汚染されることも。
そのお菓子を食べた方が、体調不良になることもあります。
手洗い
「生ものを触ったとき」「トイレのあと」などは、そのつど洗います。
また手拭きタオルの使いまわしは不衛生なのでやめましょう。
マスクの着用
コロナの影響で、外出時は当たり前になっていますが、
食品を扱うときも、できれば着用するのが望ましいです。
使い捨て手袋の着用
加熱しないものを触るときは基本、手袋を着用します。
ずっと同じではなく、顔や髪の毛などをさわったら、
そのつど新しい使い捨て手袋に変えます。
帽子の着用
異物混入で、一番多いのは髪の毛と言われています。
髪の毛が長い方は束ねて、衛生キャップを着用します。
見た目はオシャレとはいえないですが、
メッシュになっている業務用は夏場涼しいです。
私はオシャレな帽子タイプのヘアターバンをそろえていて
その日の気分で柄を変えています。
友達にプレゼントするにしても、関係や状況によりますので、
どこまで必要かは自己判断ください。
【器具の衛生管理】お菓子で食中毒にならないために
そのフキン、雑菌にまみれてない?
フキンでふくようにしています。
ボウルのふちについた汚れもペーパーでふきます。
ちょっとしたことですが、洗うのも楽になりますよ。
消毒について
服装やペットについて
外に出かけた私服だと、ゴミや細菌が付着しますから
それを作業室に持ち込むと汚染の原因になるからです。
専用のアトリエだからというのもありますが、
「菌を持ち込まない」ように心がけています。
私は小さい頃から猫を飼っていたので、抵抗がありませんが
嫌がる人もいます。
その辺も気にとめておかれるといいと思います。
卵を使うお菓子で気をつけたいこと
菌が増殖しやすい温度帯をできるだけ短時間に通り過ぎるためです。
薄くのばすことで、中心温度までなるべく早く冷まします。
なぜそうするのか?知ることは、衛生管理につながります。
製菓理論をお伝えしています。
できてないから、当たり前に変わるきっかけ
仕事でなければ、私もそこまで意識してなかったと思います。
でも、差し上げるとみんな喜んでくれる。
深く考える機会がありませんでした。
「口にするものは、人の命にかかわるものを扱っている。」
と意識が上がります。
衛生管理は「やって当たり前」に変わりました。
知識として知っておいて欲しいと思います。
まとめ
衛生面を不安にさせる要素がないか?
安全に食べられる状態か?
今いちど、衛生管理を見直してみて下さい。
また、これからお菓子を仕事にしたい方は、
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