お菓子作りの下準備「粉をふるう道具」ついて取り上げます。
色んなタイプがありますが、どれが使いやすいですか?
というご質問にお答えします。
種類があって迷います。
プロの方は使い分けてしているのですか?
「それぞれの違い」「選び方のポイント」を
分かりやすくお伝えしますね!
粉ふるいって、どれを選べばいいの?
ひとくちに「粉ふるい」といっても、形はさまざま。
長く使っていくものだからこそ、
「間違いのないものを選びたい」と思いますよね。
そこで今回は、私が実際に使っている
粉ふるいを紹介します。
それぞれ、場面に応じて使い分けているので
ご自身に合ったお気に入りを見つけてみてくださいね。
粉ふるいのタイプ
主に3タイプあります。
粉ふるい3タイプ
- 持ち手つきストレーナータイプ
- 裏ごし器タイプ
- 片手で使うハンディタイプ
ぞれぞれ詳しくみていきましょう!
持ち手つきストレーナータイプ
片手でサッと持ってふるえるタイプ。
ボウルにひっかけて使えるので、
フルーツの水切りなどにも便利です。
サイズは小さいものから大きいものまであり、
どのくらいの量でお菓子を作るかで選べます。
また、アミの目の細かさも製品によって違います。
私は、粗・中・細の3種類を揃えて使い分けています。
粗いタイプは、アーモンドパウダーなど
ナッツ類をふるうときに。
中くらいのタイプは万能です。
とくに、ダマになった粉糖は
細かすぎると詰まりやすいので、
中くらいのアミでふるっています。
細かいタイプは小麦粉に。
スポンジ生地など、気泡をふくませたい生地におすすめです。
「ローズ柄ストレーナー」は、
8メッシュ(粗)と14メッシュ(細)の二重構造で丈夫。
小麦粉もきれいにふるえます。
サイズは16㎝、18㎝、21㎝と揃います。
画像はAmazonよりお借りしています。
裏ごし器タイプ
粉ふるいといえば、これ!
というくらい、定番のタイプです。
メッシュが細かく、小麦粉などをふるうのに最適です。
スポンジ生地のように空気をしっかり含ませたいときや、
ダマを確実に取り除きたいときにおすすめです。
その名のとおり「裏ごし器」としても使えるので、
カスタードクリームなどを
裏ごすときにも活躍します。
ひっくり返すと安定して置けるため、
ハンディタイプに比べて、力を入れて作業しやすいです。
また、裏ごし枠に取り付けて使う
「ふるい網」タイプもあります。
メッシュの細かさを選べるので、
粉の状態に合わせて使い分けることができます。
画像はcottaさんのサイトよりお借りしました。
私は使っていませんが、プロの現場で
使われているのを見たことがあります。
片手で使うハンディタイプ
片手で使えるので、
粉がまわりに飛び散りにくい
というメリットがあります。
持ち手を握ってシャカシャカふるうタイプと、
左右に振って使うタイプがあります。
ただ、大量の粉をふるうには、
裏ごしタイプの方が効率的。
少量でのお菓子づくりに向いているタイプです。
私は過去に何度か壊れて買い替えたことがあり、
ほかのタイプと比べると、やや壊れやすい印象です。
目の細かさ(メッシュ)でそろえよう
粉をふるう目的は、ダマを取り除き
空気を含ませて生地にまざりやすくするためです。
そのために、粒子の細かさに応じて、
ふるいの目の細かさ(メッシュ)を使い分けられると良いですね。
細かいタイプ、粗いタイプ、
2種類、揃えるのがおすすです。
私は、小麦粉用とナッツパウダー用で分けています。
また、サイズは
「どんなお菓子を、どれくらいの量作るか」
で選び方が変わります。
私の場合は、
- 普段試作をするときは、小サイズ
- カスタードやペースト類を裏ごしするときは、中サイズ
- 販売で大量に仕込むときは、大サイズ
というように、シチュエーションに応じて使分けています。
まとめ|粉ふるい3タイプと選び方
- 粉ふるい3タイプ
- ストレーナータイプ
- 裏ごし器タイプ
- ハンディタイプ
- 粉ふるいの選び方
- 目の細かさ(メッシュ)で使い分ける
- お菓子の仕込み量や用途に合わせる
道具の選び方を動画でご覧になりたい方はこちら
お菓子づくりの基本道具として、
粉ふるいの選び方については、
以前YouTubeでもお話ししています。
スケール・泡だて器・ゴムベラ・粉ふるい・ボウルなど、
基本の製菓道具についてまとめてお話ししている回です。
「製菓道具って、何を選んだらいいの?」という方は
ぜひ参考にしてみてくださいね。