
テーマはいくつか浮かんでるけど…
どれがいいのか決めきれなくて

迷って決まらなくても大丈夫!
一緒に整理していきましょう。
Q:電子書籍のテーマが決まりません
A:誰に伝えたいかを明確にし、今あるものを活用できないか、
どこにつなげたいか、を考えてみてください。
電子書籍講座の1期生がスタートしています
今週は、出版講座を進めている受講生の方々と、
朝からZoomセッションが続いていました。
お一人は、今考えていることを、話してもらって
整理していきました。
また別の方は「いつまでに出版するか?」
を決めて、そこから逆算して、やるべきことを
リストアップして、スケジュールを決めました。
電子書籍のテーマが決まらない
講座をスタートされた方から、最初に相談いただくのが
「何の本にするか?」というテーマ選び。
全く何も浮かばないわけではなく、
「書きたいことはあるけど、内容がバラバラでまとまらない」
「候補はいくつかあるけど、どれがいいのか決めきれない」
というケースが多いです。
そんなときに、考えてほしい4つの視点があります。
「誰に伝えたいか」を明確にする
「おいしくできたからこのレシピを載せたい!」とか
「自分のことで書きたいコラムがある」
そんなふうに、書きたいことはあるけれど…
「それは誰にとどけたい内容ですか?」とお聞きすると
具体的に出てこない、というはよくあることです。
でも、ターゲットがぼんやりしたまま進めてしまうと、
本が完成しても、誰にも刺さらない内容に
なってしまうことがあります。
そんなときにおすすめなのが、
「具体的な一人の人」を思い浮かべてみること。
あの人に向けて書くなら
どんな内容が嬉しいだろう?
どの言葉を選ぶかな?と考えると
自然と方向性が見えきます。
言葉選びや内容の方向性が見えてくる。
今あるものを活用する視点をもつ
テーマを考えるとき、「新しく何かを作らなければ」
と思いがちですが、すでにあるものを
見直してみることも大切です。
たとえば、長年お菓子レッスンをしてきた方なら、
たくさんのレシピをお持ちのはずです。
そうしたレシピを「電子書籍」
というかたちでまとめてみる…
つまり、これまで積み重ねてきた知識やレシピを、
形にして届けるという発想です。
実際、私が出版した本のレシピも、
すべて本のための新作ではありません。
過去に作ってきたお菓子をまとめたものです。
一部を素材を変えりして
カスタマイズしたものもありますが、
過去に撮影した写真をそのまま使ったレシピもあります。
また、現在取り組まれていらっしゃる方は
過去のブログ記事をGoogleアナリティクスで分析して
方向性を検討されています。
初めてのことに取り組むときは、
予定していた時間の2倍以上がかかることもあります。
ゼロからすべて作っても良いのですが、
大変過ぎると制作が止まってしまったり、
1冊出版したら燃え尽きてしまうことも。
だからこそ、今あるものを活用できないか?
という視点で考えてみてください。
今あるものを見直すと無理なく形にできる。
電子書籍を読んだあと、どんな行動を起こしてほしいか?
kindle電子書籍を出版すると
これまであなたの知らなかった人にも、
存在を知ってもらうチャンスが増えます。
ただし「出版しただけ」では、
そこから講座のお申し込みや
集客につながるのか、というと
現実はそう簡単ではありません。
だからこそ大切なのが、
「この本を読んだ人に、どうしてもらいたいのか?」
という視点です。
例えば、
・講座ページに進んでほしい
そう考えるなら、次の行動につながるような内容や
「導線設計」が必要になります。
つまり、「どこにつなげたいか」というゴールを
最初に描いたうえで、そこへ導くストーリーとして、
本の構成や内容を考えていくことが大事になります。
「読み終えたあとに動いてもらえる設計」が大切。
以上の3つを踏まえた上でどのようなテーマなら興味をもって
見てもらえるか、考えてみてください。
抽象的すぎるテーマは避ける
「簡単レシピ」が伝わらない理由
個人セッションでテーマを考えていて…

「簡単なお菓子」「五感に訴えるお菓子」
というテーマはどうでしょう?
と提案された受講生さんがいました。
「簡単」という言葉で
あなたはどんなお菓子を想像しますか?
読む人によって「簡単」の基準は違う
たしかに、「簡単」という言葉はとても魅力的です。
でも、読み手の立場で見たときに、
それで内容が伝わるか?読みたくなるでしょうか?
「簡単の基準」は人それぞれ。
お菓子づくりに慣れた人の簡単と
超・初心者の簡単にはズレもあります。
例えば…
・材料4つで簡単に
・疲れて帰ってきた夜でも簡単作れる
・ワンボウルで混ぜるだけ簡単お菓子
・小学生のお子さんと楽しむ簡単おやつ
そんな具体的な言葉があると、
読み手はイメージしやすくなります。
抽象的な言葉は刺さりにくい
「五感に訴える」はどうでしょうか。
なんとなく素敵な印象はあります。
けれど、読者はそれを見てすぐに
具体的なイメージを浮かべられるでしょうか?
・どんな香り?
・どんな食感?
抽象的な言葉ではなく、
それを、どう具体的に表現するかが大切です。
・サクッとした食感
・ふわっとろっ…など。
読んだ瞬間にイメージが浮かぶような
言葉に置き換えると印象に残りやすくなります。
誰にとってどう簡単なのか?言葉を具体化しよう。
書きたいことを受け取れるよう変換する
内容自体はよくても、自分が伝えたいことを
読者が受け取れる言葉に変換できなければ、
自己満足になってしまいます。
また、自分の伝えたいことが、
読者の「知りたいこと」と一致するとも限りません。
迷っても一歩ずつ整理すれば大丈夫
これは、出版講座に申し込んでくださった方が、
最初のセッションで話してくださった言葉です。
確かに、ネットに情報もあふれているし、AIもあります。
やろうと思えば、ノウハウは検索できるはず。
でも問題は、「自分が書きたいこと」を
・読んだあと、行動につながる設計ができているか?
その判断は1人ではむつかしいこともあります。
私の講座ではマンツーマンで、一緒に整理できます。
書きたいことが“読まれる本”になるよう、
出版まで伴走しています。
出版は「信頼」や「専門性」にもつながる
Amazonで自分の名前で出版しているということは
一定の信頼感がえられたり、
専門家としてのポジションを認知してもらう
ことにもつながります。
いつか電子書籍を出版してみたい方へ
電子書籍は、3カ月あれば出版できます。
チャレンジしたい気持ちがあれば、大丈夫。
迷っているときこそ、一緒に整理していくことで、
出版までの道のりはぐっと現実的になります。
一歩ずつ、一緒に形にしていきましょう。
まとめ
電子書籍のテーマに迷うときは、
次の4つを考えてみてください。
今あるものを活用する
電子書籍を読んだあと、どんな行動を起こしてほしいか?
抽象的すぎるテーマは避ける