ハロウィンが近づくと
気になるのが、かぼちゃスイーツ。
加熱したかぼちゃをつぶして
「かぼちゃペースト」にしておくと
かぼちゃプリン
かぼちゃチーズケーキ
かぼちゃモンブランなど…
いろんなお菓子に展開できます。
蒸し器を使わず、
フライパンで「簡単」つくる方法
電子レンジと蒸し器で何が違うのか?
についてお伝えします。
Atelier S Liaison
とくもとさとこ です。
蒸し器なしでフライパンで簡単に蒸す方法
かぼちゃを蒸したいけど
「蒸し器がない」
「棚の奥にしまっているので
出してくるのはちょっと…」
ということありませんか?
蒸し器は大きいですし
あっても出してくるのが
億劫だったりしますよね。
そこで、
蒸し器がなくても
フライパンで一番「簡単に蒸す」方法をお伝えします。
かぼちゃの種とワタをスプーンで除きます。
皮は、包丁を下に向けて
体重をかけるように「そぎ落とす」のがコツ。
フライパンに並べます。
かぼちゃは糖質が多いので
煮崩れしやすいため
重ならないようにします。
水の量は、かぼちゃが少し浸かる程度。
フタをして10分ほど蒸します。
水が蒸発すると焦げます!
くれぐれも、そこだけ油断しないように。
水が無くなったら足して下さい。
フタは、あればドーム状の方が
水滴がかぼちゃに落ちにくいです。
余談ですが、
こちらはモロッコのタジン鍋。
フライパンより、温度上昇がゆっくりなので
より甘くなってる気がします。
えんとつみたいなフタのおかげで
少ない水分で蒸せる鍋です。
竹串をさして、やわらなくなっていたらOK。
粉ふき芋の要領で、
ゆすって少し水分をとばします。
「熱いうちに」マッシャーなどでつぶします。
まとめて作り置きしておくと
お菓子や料理にも使えます。
フライパンでの蒸し方は
いくつかありますが
一番簡単で、とりかかりやすいと思います。
「電子レンジ」vs「蒸し器」かぼちゃの甘みを引き出すのはどっち?
一般的には、電子レンジで加熱するレシピが
多い気がします。
もちろん、
「出来る範囲でおいしく」でいいと思います。
なぜ私がわざわざ蒸すか?というと
蒸した方が甘くなるからです。
「あれ?甘みが少ないな~」
電子レンジでお芋を加熱したとき
感じたことはありませんか?
甘さに差がでるのは加熱の仕方の違いです。
かぼちゃには、
アミラーゼという酵素があります。
「アミラーゼ」のはたらきで、
かぼちゃの「でんぷん」が「糖」に変わるから
甘くなる。
つまり、
アミラーゼがはたらく温度帯
かぼちゃのデンプンが分解されやすい温度帯
この2つを合わせた、
40~75℃を「ゆっくり通過」すると
甘くなるというわけです。
電子レンジだと中心から一気に
高温で加熱されますよね?
「糖」に変わる前に
できあがってしまうんです。
…というロジカルなことはさておき、
素材に余計なストレスをかけなくないんですね。
ほっくりして
お菓子の味も、丸くなる気がします。
「フライパン蒸し」でかぼちゃペーストづくり
参考になれば幸いです。
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