みかんの花シロップの作り方｜お菓子にも使える！香り広がるオレンジフラワーウォーター

柑橘の花が咲く季節にだけ作れる「みかんの花シロップ」
オレンジフラワーウォーターとも呼ばれ、
フランスでは昔からお菓子に使われてきた素材です。
この記事では、3年越しでようやく実現した
自家製みかんの花シロップの作り方と、
使い方をご紹介します。

オレンジフラワーウォーターとは？

製菓では、オレンジフラワーウォーター
（Eau de fleur d’oranger）とか
オレンジの花の水、とも呼ばれています。

製菓の本によると…

と書かれています。

ローズウォーターと並んで、
フランスでは古くから親しまれてきたと言われています。

ブリオッシュ生地でつくる、ガレット・デ・ロワの
香りづけに使われたり、お菓子だけでなく
鎮静剤としても使われてきた歴史があります。

3年越しの想いを込めて、みかんの花シロップを作るまでの物語

製菓学校で出会った香りに衝撃

はじめてオレンジフラワーウォーターに出会ったのは、
製菓学校ル・コルドン・ブルーでの実習でした。

初級の「キャトル・キャール」…つまりパウンドケーキですね。
のレシピに入っていたのです！

オレンジという、名前から想像できる香りとは全く違い、
まるで香水！？フローラルで、気品があり、
どこかビター香りもある。

さすが、香りの国だな～と。
フランスへお菓子を習いに、
ずっと行ってみたかった20代の私は
現地に、ますます想いを馳せたのでした。

アシェット・デセールの店で自家製に出会う

その後、、とあるデザート専門店で食べたスイーツに、
その香りが使われていました。
しかも、花を摘みに行って手作りしている、
と聞いてびっくり。
「自分でも作れるんだ～！」
実家に咲く、みかんの花で私も作ってみたい。
そう思い続けて3年…。

白い可憐な花

みかんの花は、短い間しか咲かず、
強い香りを放つのはせいぜい1週間ほど。
毎年、タイミングが合わずに逃してばかりでした。

そして今年、ようやく！
3年越しの想いが叶い、満開の花を摘んで、
試作にこぎつけたのでした。

2ｍ離れていても、香ってくる、はっさくの花
繊細で控えめな香りの、すだちの花をミックスしました。

みかんの花シロップの作り方

とはいえ、みかんの花自体が、
めったと手に入らなし…と思われた方は、
「オレンジフラワーウォーター」の市販品があります。

国産は高価ですが、輸入品はお手頃価格です。
蒸留しているので、甘みをつけず、
香りだけプラスしたい場合に最適です。

みかんの花の香りの生キャラメル　小夏

柑橘も、そろそろ終わり。
今年はこれが最後かな〜と思いつつ、
小夏を見かけて、思わず手が伸びました。

自家製みかんの花シロップと合わせて、
小夏のキャラメルを作ってみたかったんです。

シロップだけだと甘くなるので、
市販のオレンジフラワーウォーターもプラス。

お口に入れると、小夏に酸味と、
花の香りがふわっと広がって、なんともロマンチックです！

まとめ

みかんの花の香りを閉じ込めた、
シロップの作り方をお伝えしました。

シロップはソーダ割りや、ひんやりスイーツにもぴったり。
市販品もありますので、いつもと違う香りの
お菓子をぜひ味わってみてください。

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この出会いが、
お菓子づくりで人生が輝く一歩につながりますように。