お菓子づくりでプロが愛用している銅製品。
銅ボウル・銅ジャム鍋・銅カヌレ型などを
思い切って買ったものの、くすんでしまった…
お手入れ方法が分からない方へ。
台所にある材料3つで、顔がうつるくらいピカピカに!
磨く方法があります。
簡単にできる銅製品のお手入れ方法、
扱いの注意点、お菓子づくりで銅がよいとされる理由を解説します。
銅ボウルを材料3つで磨く方法
材料3つで銅を磨く研磨剤をつくります。
この方法は、ル・コルドンブルーの製菓学校時代に、
シェフから学んだやり方です。
≪準備する材料3つ≫
酢・塩・小麦粉
≪磨き方≫
ボウルに酢を注いで、塩をひとつかみ入れます。
1:1が目安ですが、量は適当で構いません。
酢は、米酢・ビネガーなど家にあるものでOK。
そこに小麦粉を加えます。
そこに小麦粉を加えます。
混ぜたときに、クレンザーくらいのトロッとした濃度になる量を
加減しながら加えます。
加減しながら加えます。
これで研磨剤のできあがり!
小麦粉なので銅ボウルにキズが入る心配もありません。
小麦粉なので銅ボウルにキズが入る心配もありません。
スポンジもしくは、キッチンペーパーにつけて
こするように磨きます。
こするように磨きます。
化学反応がおこって、顔がうつるくらいピカピカになりますよ!
銅ジャム鍋・銅カヌレ型のお手入れ
銅ボウルだけでなく、銅のジャム鍋(ジャムボール)
銅カヌレ型なども同じように磨くことができます。
銅カヌレ型なども同じように磨くことができます。
使用前のお手入れ
中でも、銅ボウルと銅鍋は使用する直前に
そのつど、このやり方で磨きます。
そのつど、このやり方で磨きます。
なぜかというと、銅が酸化すると
10円玉みたいにくすんだ色になるんです。
10円玉みたいにくすんだ色になるんです。
このくすみの正体は、緑青(ろくしょう)と呼ばれるサビ。
銅ボウルを保管していると発生するので
使う前に磨いて取り除くのです。
使う前に磨いて取り除くのです。
使用後のお手入れ
つかった後はすみやかに洗います。
大事なのは、すぐに水気をしっかりふきとって
よく乾燥させることです。
日本は湿度が高い気候なので、
長期間使わないときは、紙などに包んでおくと
湿気を防ぎやすくなります。
湿気を防ぎやすくなります。
なぜお菓子づくりに銅製がいいの?
この記事を読まれている方は、すでに銅製品をもっているか、
又は、これから買うべきか検討中だと思います。
又は、これから買うべきか検討中だと思います。
実際に20年以上愛用してきた私が、
銅が良いと感じている点と、デメリットをお伝えします。
銅が良いと感じている点と、デメリットをお伝えします。
銅のメリット
一番のメリットは、熱伝導がよいことです。
ステンレスの24倍というデータもあります。
熱伝導が良いと…
ジャム(コンフィチュール)は、強めの火で
短時間で煮詰めることで、フルーツのフレッシュな
香りときれいな色に仕上がります。
短時間で煮詰めることで、フルーツのフレッシュな
香りときれいな色に仕上がります。
カスタードクリーム(クレームパティシエール)は、
熱ムラのない加熱で焦げにくく、なめらかに炊き上がります。
熱ムラのない加熱で焦げにくく、なめらかに炊き上がります。
カヌレは、独特の外側がカリッとした食感に焼き上がります。
銅のデメリット
高価です。
けっこう重いです。
けっこう重いです。
ル・クルーゼみたいな鋳物の鍋をもっているけど
重くて使わなくなった、という方は避けた方がいいかも。
重くて使わなくなった、という方は避けた方がいいかも。
お手入れと扱いに手間がかかります。
磨くのは面倒くさいなら避けた方がいいでしょう。
磨くのは面倒くさいなら避けた方がいいでしょう。
銅カヌレ型は、キレイに焼ける反面、
ベストな焼成温度や時間帯を
見つけるまで何度もテストが必要です。
ベストな焼成温度や時間帯を
見つけるまで何度もテストが必要です。
多少手間をかけても、本当においしいお菓子を作りたい!
お菓子を極めたい方にはおすすめです。
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