スポンジ生地づくりで、
バターを加えるときと、菜種油や米油などの
植物油のレシピを見かけます。
どのような違いがありますか?
という質問をLINEからいただきましたのでお答えします。
スポンジ生地は、バターと植物油脂で
どう違いが出るか?
油脂の役割について考えます。
バターと液体油でなぜスポンジ生地が変わるか?
バターを想像してみて下さい。
冷蔵庫で冷やすと固まりますよね?
バターを加えたスポンジ生地にも
同じ現象が起こきます。
デコレーションしたスポンジ生地は
冷蔵庫で保存しますので、
生地はしまって固くなります。
一方、植物油ではどうでしょう。
菜種油や、米油などの液体油は
冷蔵庫に入れてもサラサラ。
固まることはありません。
同様に、液体油を加えたスポンジ生地は
冷蔵庫に入れても固くなりません。
つまり・・・
バター入りスポンジ生地
✓冷やした時に生地が固くなる。
✓バターのミルキーな風味、コク、香りが楽しめる。
植物油入りスポンジ生地
✓ふんわりした食感で冷やしても固くならない。
✓バターの風味はせずアッサリ。
仕上がりのイメージによって
使い分けてみて下さい。
スポンジ生地は、油脂をなぜ入れるの?
スポンジ生地の油脂は、
生地の中の気泡を消してしまうため
最後に湯せんで温めて加えます。
油脂を加えことで生地に
風味がコクが加わり、しっとり感が増します。
しっとりさせるだけなら、
デコレーションケーキの場合、
シロップを打つことで解消します。
生クリームやフルーツをサンドするので
水分が生地に移ってパサつきは気にならないので
油脂なしも作ることは可能です。
お菓子づくりの参考になれば幸いです。
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