溶かたチョコレートが余ったときの保存方法【お菓子づくり】

製菓理論

チョコレートの飾りなどを作ったあと
溶かしたチョコレートが余ります。

良い状態で保存できれば、品質を保って次も使えますので、
正しい保存方法をお伝えします。

 
 
例えば、ボンボンのコーディングに使うとき、
実際に使う量の、5倍くらいのチョコレートを溶かします。
多いように感じても、上手く作業するために
必要な量なので、余りがどうしても出てしまいます。
 
 
溶かして余ったチョコレートは
クッキングシートやOPPシートなどに流して
パレットナイフなどで薄くのばします。
上面をクッキングシートでおおってて
空気にふれる面積をすくなくして
冷蔵庫で冷やしかためます。
 
このとき、テンパリングという作業をしたものを
流すると、さらによい状態で保存できます。
 
 
かたまったタイミングでとり出して、
手でパリパリと適当な大きさに割って
袋に入れて保存しましょう。
 
 
避けたいのは、シートにはさんだまま
冷蔵庫でず~っと放置すること。
劣化しますので、すぐに袋に入れることが大事です。
 
 
袋は、もともとチョコレートが入っていた
厚手の遮光袋が保存には最適ですよ~
 
戻し入れて空気を抜いて
出来ればシーラーで密閉します。
 
ただ、1kg入り袋だと大きすぎる場合もありますよね?

そんなときは、ジップ付きの小袋に入れましょう。

 
作業中に生地のクズや、他の材料が混ざっても
同様に保存しますが、
テンパリングして固めるチョコレート菓子には不向きです。

私はホットチョコレートにしたり
焼き菓子に混ぜ込んでいますよ~

 
シリアルやドライフルーツなどを加えて、
かためると簡単かも?

いずれにしても傷みやすくなるので
早めに使いきるのがおすすめ。

 
製菓用チョコレートは高価なものですし
ムダがないように、上手に保存して使いきりたいですね!
 
 
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プロフィール
お菓子づくりのプロを育てる専門家
とくもと さとこ

お菓子教室Atelier S Liaison(2006年開業)主宰
のべ3800人以上を指導
地元素材を使った「和モダンフランス菓子」
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