モバックショウ2023へ行ってきました。
製菓・製パンメーカーさんが一同に集まる
業界のプロ向けの一大イベントです。
2年ごとに東京と大阪で開催されていて、
今年は東京、幕張メッセへ。
各メーカーさんの看板商品はもちろん、
最新のラインナップを知ることができます。
モバックショウで目にとまった、注目の新商品や
おすすめ商品を前半・後半に分けてご紹介します。
前半は、入れるだけでクッキーやパンがおいしくなる魔法の袋
タカナシ乳業さんのカマンベールチーズです。
入れるだけでクッキーやパンが美味しくなる魔法の袋
セミナーに参加してきました。
「パンおいしいまま」は、
昨年10万個売れたヒット商品だそう。
高知県の機能素材(株)さんが開発されました。
パン専用の鮮度保持袋
お菓子用、バター保存袋などバリエーションがあります。
空気を通さない特殊なプラスチックです。
この袋をつかった商品がヤマザキから販売されています。
シャカシャカする感じの素材。
薄いのに、強度はしっかり!
ジップロック以上に破れにくいそう。
使い方のポイントは温かいまま
使い方が、少し変わっています。
お菓子もパンも、
「焼きたてのほんのり温かい状態」で入れることがポイント。
香りを閉じ込めてくれるんです!
そして、クッキーなどに定着するんです。
水滴ができそうなものですが、
時間がたつとなくなるので心配無用。
袋の中の湿度を下げてくれるそうです。
消費者に香りを届ける
例えば、フィナンシェ。
袋を開けて、バターの濃厚な香りが、
わ~~っと迫ってきたら、期待でいっぱいになりませんか?
そんな、
「消費者に香りを届けたい商品」に使うがおすすめです。
高知県工業技術センターで行った検査で、
バターの香り成分は、OPP袋の5倍
チョコレートの香り成分は3倍
残るそう。
チョコレートのように香りがとびやすい素材には
特に効果が期待できそう。
販売だけでなく、製菓材料の保存に使ってみたいです。
冷凍保存・冷凍配送で販売したい方に
冷凍しても、
お菓子やパンの香りが劣化しにくいので、
冷凍配送で販売したい方には、特に良いと思います。
解凍後、水分がつかないので、
パンの表面がシワシワになりません。
この袋に変えたことで、クレーム対応の時間や
再配送の費用問題がなくなった事例が紹介されていました。
シュトーレンの販売にぴったり
私はシュトーレンの販売時に使う予定。
…と思ったのも、某有名ホテルが
シュトーレンに採用した事例が紹介されていたから。
使用前は、ラップで包んで冷凍し(休ませて)
時期がきたらラップをはがして、粉糖をふってopp袋→販売の流れ。
ラップ混入問題があったそうです。
袋使用後は、
粉糖をふって直接袋に入れて冷凍。
粉糖のコーティングがとけず、劣化しないため、作業工程が減ったそう。
ラップ削減にもつながるんですね。
販売時シーラーで止めると、
「開けると袋がやぶれそう」と相談したら、
「ネジってとめて販売されていますよ。」と教えてもらいました。
なるほど~ネジるのも有りなんですね。
お客さんに長い間、おいしさを楽しんでもらえそうです。
袋のサイズと購入先
透明袋は、5サイズあります。
サンプルをいただいてきました。
使用しているお店一覧で、
徳島のパン屋さんも掲載されていましたよ~
ただ、通常のOPP袋より高価です。
全商品に使わなくていいので、
ポイント的に取り入れるとよい、とのことでした。
この袋は、cottaさんで販売が始まったばかり。
お菓子ではスコーン、ドーナツ、マフィンによいそう。
これでフードロスも減っていくといいですね。
気になれば、ぜひ使ってみてくださいね。
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次の記事・後半では、植物性チョコレートを紹介します。
合わせてご覧くださいね。
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モバックショウから帰宅直後のYouTubeライブでした。
95回目ハピーツライブ。
月・水・金 21:30~21:50頃まで
YouTubeハピーツスイーツチャンネルにて
お菓子づくりお役立ちライブをしています。