お菓子教室のアトリエで
30年ほど使っていた
リーラーコンセントを取り替えました。
引っ張ると伸縮するのが、
バネが弱ったせいか、縮みにくくなってきて。
この記事では、お菓子づくりをする方に向けて、
「リーラーコンセント」という選択があること、
取り付け方法や活用の仕方を、
15年以上使ってきた経験からお伝えします。
リーラーコンセントとは?
リーラーコンセントは天井に設置するコンセントです。
引っ張ると上から伸びて、
ボタンを押すと元の位置まで上がって戻ります。
延長コードに足をひっかけてハンドミキサーが落下する
「延長コードに足をひっかけてハンドミキサーが落下する」
お菓子教室をはじめた頃の悩みです。
作業台は部屋の中央にあり、
コンセントは左右の壁。
そのため壁から延長コードを引いて実習していました。
4名の生徒さんがそれぞれハンドミキサーを使うと、
床はコードだらけに。
私自身、コードに足をひっかけて、
ハンドミキサーを落としてしまったことがあります。
大きな音をたてて、勢いよく落下すると
「壊れたのでは?」とヒヤッとすることが
何度もありました。
パリでのお菓子研修で知った吊るすコンセント
天井から吊るすコンセントを知ったのは、
20代の頃にフランスの製菓学校「ベルーエ・コンセイユ」
で研修を受けたときです。
作業台の真上からコンセントが吊るされていて、
卓上ミキサーの電源をそこから取っていたのです。
「海外ではこんな方法があるんだ!」と
とても驚きました。
電気工事を依頼する
「吊るすコンセントって教室に設置できますか?」
帰国してから、
知り合いの電気工事の業者さんに相談しました。
「すぐできますよ」とのお返事をいただき、
さっそく取り付けてもらいました!
画像はネットより。
以前使っていたのはNational製で、三つ穴タイプ。
今はおそらく生産終了しています。
とても便利に使えていたのですが、
ひとつだけ気になったことがありました。
チョコレートのテンパリングで
Panasonicのドライヤーを使ったときのこと。
音が変わってモーターが焼けるような臭いがして…。
なぜかは分からないのですが、
別のドライヤーでも同じことがありました。
その後、ヒートガンに変えてからは問題なく使え、
卓上ミキサーやハンドミキサーでは何の問題もありませんでした。
新しいリールコンセントに取り換え
今回の取り替えはPanasonic製です。
リーラーコンセントは種類も少なく
Panasonic一択になる感じでした。
新しいものは白くて、
デザインも洗練されています。
バネの戻りもスムーズで快適です。
取り替えは業者に依頼が必要です
最初は「交換なら簡単に自分でもできますか?」
と業者さんに聞いてみました。
しかし答えは「自分ではむつかしい」とのこと。
配線や取り付け位置の調整などが必要で、
実際に2人がかりで試行錯誤されていました。
「やはり専門知識がなければできないな」と感じました。
ですので、業者さんにお願いするのが確実です。
取り換え工事の費用はどれくらいかかる?
私の場合は既存のものを交換するだけでしたが、
新規に設置する場合は、
もう少し工事費用がかかるかもしれません。
使ってみて感じるメリット
リーラーコンセントを活用しているシーンは…
ハンドミキサー
卓上ミキサー
ハンドブレンダー
スマホの充電にも便利ですね!
足元にコードがはわないので、
見た目もすっきりして快適です。
リーラ―コンセントをおすすめできる方
設置してくださった業者さんによると、
「壁とテーブルが離れている店舗や作業場」で
よく取り入れられているそうです。
まとめ|リーラーコンセントで延長コードが不要になる
- Panasonic製がおすすめ
- 設置や取り替えは業者に依頼するのが安全
- 足元からコードがなくなり延長コードが不要になる