すだちが旬を迎える9月。
爽やかな酸味のすだちに、いちじくのコクと
プチプチ食感を重ねたビクトリアサンドケーキを作りました。

実家では毎年、父がすだちを収穫してくれます。
今年は入院もあって、私が代わりに収穫に通っています。
すだちの木にはトゲがあるんです。
油断するとチクッと刺さります。
実は高い位置や木の内側の奥、下の方にも実が付いていて、
1本の木を収穫するだけでも、なかなかの力仕事。

葉に同化し、たアゲハの幼虫がいて、
ぎゃーっと悲鳴をあげそうになったり。
慣れないと、足腰にきますが、
袋いっぱい収穫できると達成感があります。
すだち果汁は絞って保存しておくと、
お菓子づくりにすぐ使えて便利。
私は空いた水のペットボトルに入れて保存していますよ。

そして、このすだち果樹で作るのが、すだちクリーム。
イギリス菓子でいう、レモンカードのすだち版です。
きゅんとした酸味とコクがたまらない!大好きなクリームです。
すだちクリームだけをサンドしても十分おいしいのですが、
今回はいちじくを合わせました。

ジャムにしてサンドして、さらにフレッシュないちじくも重ねています。
すべての層を一緒に食べて、よいバランスになるよう、
甘さを調整しています。

すだちの酸味といちじくの甘み、
プチプチとした食感が重なり、口の中でリズムが生まれます。
動画レッスンは10月1日に公開予定です。
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