和モダンフランス菓子プロコース、
マンツーマンレッスンの様子をご紹介します。
6月は「マンゴーとすだちのシャルロット」
オンラインで取り組んだ、生徒さんとのやりとりや
レッスンへの想いをお伝えしてみます。
6月のレッスン「マンゴーとすだちのシャルロット」
和モダンフランス菓子プロコースのオンラインレッスン、
6月は「マンゴーとすだちのシャルロット」
をレッスンしています。
中にはフレッシュなすだち果汁を絞ったムース。
濃厚で甘~いマンゴーに、
すだちの酸味が重なると引き締まり
最後まで食べ飽きせずに楽しめます。
すだちが入ると、少し「和」にひっぱられますが、
和のテイストを感じるフランス菓子は、他にない味わい。
県外の生徒さんに、フレッシュなすだちを
材料セットでお送りすると喜んでいただいています。

レッスンで、すだちってこんなに香りが良くて
爽やかなんだと知り、今では薄くスライスして
サラダにもいれています。
日本人でよかったーと思う食材のひとつですね!
こんなご感想も届いています。
ムースは、グラスに流すと
グラスデザートとしても楽しめますし、
ビスキュイ生地は少し多めにできるので、
ブッセにしておまけのおやつも完成。
レッスン直後には、
素敵なティータイムの写真も送ってくださいました。
…と、こう書くと簡単に完成したように見えますが、
ビスキュイ生地は、たくさんの練習をされました。
完成の裏には、何度ものチャレンジ
ひとみさんは、レッスン前日に3回予習。
1回目は、絞り袋に入れると、
生地が口金からドロドロと流れ出るような状態で
「写真も撮りたくないくらい」の出来だったそう。
夜には「今日はもうヘロヘロで4回目に挑戦する
体力ありませんが、明日再度焼きます。」とLINEが。
レッスン当日の早朝にも1回焼かれて、お写真が。
オーブンのムラで、一部焦げていますが、
なかなかいい状態に改善してきました!
レッスンの実習で1回。
さらに復習で、もう1台焼かれたそうです。
実習をみる中で、泡がつぶれていた主な原因が、
ゴムベラの使い方にあること分かりました。
無意識に泡をつぶすような動きに
なっていたところを見直して、
保形性のあるビスキュイ生地づくりに成功!
知識を使えるように変えるレッスン
ちょうど今月は、
メレンゲの製菓理論にフォーカスして学んでいます。
レッスンの中でも、こんなやりとりが。

メレンゲって氷水に当てて泡立てますよね?
なぜですか?

たぶんそれは…生クリームのことでは?
卵白は冷蔵庫で冷やすだけですよ。

あっそうでした。混乱していました。

卵白を冷やす理由って、分かりますか?

確か、理論の動画で言ってましたよね。
表面張力が弱くなるから…とか??

うーん、それはちょっと違う話ですね。
…のような、壁打ちのようなやりとりをしながら、
どこまで分かっていて
どこがあやふやなのか、クリアにしていきます。
動画で学んだり、テスト問題が正解していても、
実際、泡立てる際に、
「知っていたつもり」が浮き彫りになることも。
以前ビジネス書で読んだことがありますが、
「人は同じことを4回以上、
違う角度から聞かないと理解しない」そうです。
だからこそ、タイミングを変えて、視点を変えて、
同じ内容を、何度も問いかけながら、
「知っている」を「使える知識」に変えていく。
そんなレッスンを心がけています。
目標があると、取り組み方が変わる
ひとみさんは、理論テストも
すべて手書きで提出され、
毎回のレッスンにしっかり向き合われているのが
伝わってくるので、私も熱が入ります。
もちろん「できなかったことができるようになる」
のは嬉しいし、やる気もわきます。
でも、それだけじゃなくて、
その先に「叶えたい未来」「やる理由」があれば
向き合う姿勢が違ってきます。
最近ひとみさんから
「カフェを開きたい」というお話を聞きました。
何に向かっているのかが見えていると、
吸収力も行動の質も変わってきます。
人生の再スタートで、
お菓子づくりの仕事をしたい方へ。
理論や基礎を身につけて、自信をもって届けたい。
そんな想いを持つ方を
お菓子のプロコースではサポートしています。