伝えずにはいられない、
チョコレートの背景にある
ストーリーや人の想い・・
 
 
前回の続きです!
 
 
1.ベンチェ省
メコン川の塩害によるカカオ農家の減少と、
フランスのビーントゥーバーERITHAJの取り組み。
 
5月に訪れたベンチェ省で、
目にしたのは、衝撃の光景でした。
 
 
 
干からびたカカオの実
放置されたカカオの木・・
 
 
なんで・・?
悲しくなりました。
 
 
 
今、メコン川の塩害が深刻になっています。
 
中国にダムが建設された影響もあってか、
水位が下がったメコン川に、
海水が逆流。塩分濃度が高まって、
カカオの木が枯れてしまっているのです。
 
厳しい状況に、やめていく農家が増加しています。
 
 
 
現地ガイドによると、
ベンチェ省は、
もともと良質なカカオや
果物がとれるエリアだったそう。
 
ダムが出来る前は
年に1回、浸水する時期があったことで、
 
川の水が、塩分を洗い流し
土に栄養を運んできてくれたそう。
 
植物にとっては良い
自然のサイクルがあったわけです。
 
 
 
 
 
塩害でカカオ農家が減っている中、
ベンチェ省のカカオを使って、
チョコレート作る、
ショコラトリーがあることを、
さつたにさんの報告会で知りました。
 
 
フランスのストラスブールにある、
Bean to Bar ERITHAJ (エリタージュ)です。
 
 
ベンチェ省に、発酵施設を作って、
新しい農家を開拓したり、
 
障害を持つ子供たちを雇用する
仕組みを作ったり。
 
現地の方と共に、チョコレート作りに
取り組んでいるそうです。
 
 

BEN TRE70%の試食。

 
ベトナムのハスの花と、
カカオが一体になった、
ロゴマークが素敵です。
 
 

シナモンのようなスパイシーな味。

知っているものに
例えて表現するのは、難しいですが、

アップルパイ、という言葉を聞いて、
ピタッときました。
りんごみたいな酸味?を感じます。
 
 
 
 
以前、マルゥに、
トレジャーアイランド(宝島という意味)
 
という、ベンチェ省の
チョコレートがあったけれど、
今は無くなってしまいました。
 
 
BEN TREは、それに近い、
プロファイルを持っているのだそう。
 
 
幻となった、トレジャーアイランドの味を、
想像しながら頂くのは、わくわくしました。
 
 
 
 
 
お菓子が生まれたストーリーを
歴史や文化と共に伝えたい。
 
 
地方菓子のレッスンで、
大切にしてきたことです。
 
 
味わう楽しみって
知ることで、倍増します!
 
 
お菓子作りのテクニックは大事だけど、
背景の部分に、好奇心を向けると、
お菓子への親しみが、一層わきます。
  
 
それは、チョコレートになっても同じこと。

大切にしたい根っこの部分は
共通なんだと、改めて気付いたこの頃です。

 
 
チョコレートやカカオが好きで、
興味のある方に、読んでもらえたり、
出会えると嬉しいな~
 
 
長くなったので③へ続きます。